ファッションと同じように、実は住宅にも流行のカラートーンがあります。
インテリアはもちろんのこと、戸建てやマンションでいうと屋根や外壁といった外観から、室内は床・壁紙・建具(ドア)まで。
流行は世界各地で開催される見本市や展示会で各ブランドが発表する作品によって掴むことができるんです。(コロナ禍になってからは開催されていなかったり縮小されていたりなのが残念です)
世界でもかなり注目度の高い『ミラノサローネ』という国際家具見本市では、2018年までグレー・グレージュ系ベースカラーのコーディネートが主流だったのが、2019年はベージュ・ブラウン系に移行する傾向が見られていました。
と言っていたら、日本でもベージュ・ブラウン系の内装やインテリアが急増しました!
何が言いたいかというと、最先端の流行は『ミラノサローネ』から!ということです(笑)
こちらは 『リノベで見直す築43年の住まい』 のプラン時に作成した手描きパース。
パースは「Perspective Drawing(透視図)」の略で、構造物の外観や内部を一定の図法で立体的に表現したものを指します。
平面図だけでは完成後のお部屋のイメージを想像して頂くのが難しい場合もありますが、こうして立体の絵におこすとお客様とイメージ共有が格段にしやすくなります!
このパースに色付けする際に活躍するのがコピックというペン。(全部で358色あります)
( ↑ 最近箱デコがよく使うスタメン色たち)
色はこんな感じです。すべてグレーと記してありますが、グレー寄り・ベージュ寄りなど様々です。
今までは上の方の色味を使うことが多かったのが、2019年の『ミラノサローネ』でベージュ・ブラウン系に移行する傾向、と言われてから下の方の色味を使うことが増えました。
使うコピックの色で流行の変化を感じながら、パース作成に励む箱デコスタッフでありました。